チェーン調整は均等に

スズキのバーディー。

スーパーカブのスズキ版ですね。

ホンダ スーパーカブ、ヤマハ メイトに次いでのスズキのバーディー。

3機種並べたけどバーディーは圧倒的に走っている台数少ないです。そして認知度も。

後ろの方から音がするのでチェーン調整をしてほしいという事で入ってきました。

バイクを押し引きするとそれだけでチェーンが緩い音がする。

この手のビジネスバイクにはたいていチェーンカバーが付いていて、

チェーンがたるみすぎてくるとチェーンがチェーンカバーに干渉して音がでます。

その音がする時点で相当たるみ過ぎなんですけどね、、、

チェーンカバーには点検窓が付いています。

まずはその点検窓から覗いて軽く確認。

窓に対してかなり下のほうにチェーンが見えます。

十分たるみすぎですね。

とりあえずチェーンカバーを外します。

と、ふとチェーンアジャスターを見てみると、

左側

ちょっと暗いかな

に対して右側

分かります?

目盛りが付いているんですが左右で1目盛りくらい違っているのが。

多少の誤差はよくあることだけど、ここまで1目盛りも違っているのは、、、

気になりつつチェーンカバーを外します。

見事にたるみ過ぎ。

そして、

分るでしょうか、チェーンが斜めになっているのが。

この写真の方が分かりやすいですね。

チェーンを真後ろから見たところですが、リヤタイヤのあたりでチェーンラインが右に曲がっています。

つまりスイングアームに対してリヤタイヤ(ホイール)が右側が左側に対して前に出て組み付けられているという事。

さっきのチェーンアジャスターの状態ともツジツマが合いますね。当たり前ですが。

これだとチェーンやスプロケットの摩耗や痛みも早まってしまうし、

リヤタイヤが斜めに組み付いているので厳密には真っすぐ走りません。

タイヤの摩耗も偏ったものになってしまいます。

良いことなしです。これも当たり前ですが。

早速この斜め具合を修正しつつチェーン調整を行います。

チェーン調整自体については以前「スーパーカブ90のチェーン調整」というタイトルの記事で書いた通りなので参考にしてください。

スーパーカブ90のチェーン調整

チェーンラインを真っすぐにしてチェーンの張りを調整。

確認。

大丈夫ですね。真っすぐ。

左右のアジャスターがどうなっているかというと、

左側

と右側

ほぼ同じ位置。

目盛りを合わせればほぼチェーンラインは真っすぐになりますが、できればチェーンライン自体を見て調整した方がより良いですね。

若干の誤差があったりするので。

多分以前このバイクのチェーン調整をした人がチェーンの近くのアジャスター(左側)だけでチェーンの張りを調整してしまったんでしょうね。

そこまでできるんだから、もうちょっと考えてもらえば気づいたと思うんだけど。

とにかくチェーンラインは真っすぐが鉄則です。

 

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