スカイウェイブ250SSの始動不良 そして小さな部品の進化
スカイウェイブ250SS。
エンジンがかからなくなったとの事で入庫しました。
早速イグニッションキーをON。
電源は入って、ヘッドライトも普通に点きます。
ブレーキレバーを握ってスタータースイッチを押すと何の反応もなし。
リレーの作動音もしない。
確認の為ブレーキを握った状態でブレーキランプを確認。
テールランプは点いているけどブレーキランプが点かない。
フロントブレーキレバー握っても、リヤブレーキレバー握っても一緒。
ブレーキランプが点かないのは電球切れの可能性もあるけど、ブレーキスイッチかも。
それなのでブレーキスイッチの点検。
まずはフロントブレーキスイッチ。
取り外します。
そしてテスターを使ってスイッチとして機能しているか点検すると、
ブレーキ握った状態でもスイッチがONにならない。
当然これではブレーキランプは点きません。
ではリヤブレーキレバー側は?
こちらも取り外して同じように点検。
こちらもスイッチがONにならず。
結局どちらもONにならないのでブレーキランプが点かないわけです。
これだとどちらのブレーキレバーを握っても、車体としてブレーキがかかっているという認識をしません。
それなのでスタータースイッチを押しても何の反応もしてくれないんですね。
原因が分かったので早速修理をしますが、
このブレーキスイッチは基本的に非分解なので丸ごとASSY交換です。
で、届いた新品のフロントブレーキスイッチ。
ネジもセットでした。
サビサビだったので交換できて丁度良かった。
もとの部品と比べるとだいぶ変わっています。
裏側の水抜き?の穴がなくなっている。
スイッチ部がゴムで覆われていて防水されている。
形状もだいぶ変わっていますね。
もとは上側の部品と下側の部品を合わせて組み上げられていたので真ん中付近に線が入っていますが、
新しい部品にはその線がないので根本的に構造が違うようです。
そして端子部から見ると新しい方はモールドされています。
ケースに横穴が開いていてそこから端子などの部品を挿入して組み上げてモールドしているようです。
完全防水仕様のできあがりですね。
こういう小さな部品も進化しているんですね。
ネジも含めて新品に交換して組み付け。
リヤ側も新品に交換。
新品のリヤスイッチもフロントスイッチと同様の仕様変更がされています。
左右スイッチとも組み付け、ブレーキランプの点灯確認。
テールランプが点いている状態でブレーキレバーを握ると、
ブレーキランプ点灯。
前後ともバッチリ点きました。
そしてスタータースイッチを押すとあっさりエンジン始動。
ブレーキスイッチが左右ともダメになってしまっただけでも、
キックがなくて押し掛けもできないバイクはエンジンかからなくなってしまいますね。
そしてこんな小さな部品も進化しているんですね~




























